iPhone @ 01 July 2008, “12 Comments”

僕がアメリカに行っている間に、「いつか音楽と呼ばれるもの」がアップデートされてました。今回は先日のIAMASでのプレゼンテーションの記録です。僕のバタバタなプレゼンと、プレゼン後の赤松さんとのディスカッションの模様をすべて観ることができます。お時間があれば、ぜひチェックしてみてください。

後半のiPhoneについてのディスカッションの中で、iPhoneの最大の魅力はiPhoneが「プログラミングのできるウォークマン」だということにつきるという趣旨のことを言いました。つまり、新しい音楽の聞き方/楽しみ方を、消費者に一番近いレベルで提案することができる。しかもそれが、一介のプログラマにも (SONYやAppleの開発者/デザイナでなくても)解放されている、という点に注目しているという話でした。ところが、iPhone SDK(開発キット)を触っていく中で、これらが実は「幻想」であったことに否応なしに気づかされました。

というのも、ユーザがiPhone内に保存しているmp3などの音楽ファイルへのアクセスが完全に禁止されているためです。つまり、ユーザがiTunesを経由してiPhoneにロードした音楽ファイルを、自作のアプリケーションから再生することができない、ということです。この制限によって、例えば次のようなアプリの制作が非常に困難になりました。

  • DJ/マッシュアップ – ユーザが持っている音楽を自由にミックスするアプリケーション
  • 音楽レコメンデーション – 加速度センサを使って取得したユーザの歩く/走るスピードに合わせてちょうどいいテンポの曲を自動的に選択してくれるアプリケーション
  • 語学 – 外国語のダイアログをスピードダウンして再生するアプリケーション


“The iPhone Developer’s Cookbook: Building Native Applications for the Iphone (Developer’s Library)” (Erica Sadun)