Project, Thoughts @ 10 January 2011, Comments Off

昨年は会社の仕事を通して新しいことにいろいろチャレンジできた年でした。
その一例を挙げると、

  1. Androidアプリのプログラミング
  2. AndroidでのOpenGLプログラミング
  3. iPhone上での3Dオブジェクトを多用したゲーム(coming soon…)
  4. Pythonを使ったサーバサイドプログラミングおよび自然言語処理 (Poibot)

こんな感じでしょうか。その中でも、Poibot (http://poibot.jp/ および http://twitter.com/poibot_jp)の実装のために覚えたPython自然言語処理のイロハは今後いろいろと役に立ちそうです(人工知能の研究室出身とはいえ、最適化計算一本やりだったので、自然言語処理はノータッチでした。おはずかしい…) 忘れる前にPython/自然言語処理をより掘り下げようと、お正月休みを利用して実験していた結果が今回のポストです。

今回、題材としては、昨年世の中を騒がせたWikileaks (http://www.wikileaks.ch/)を取り上げました。

Wikileaksに関しては、いろいろとニュースで流れてはいるものの、どういった内容の文書が含まれているのか、また日本と世界の外交にどのような影響があるのか、いまいち実感として分からないというのが多くの方の印象ではないでしょうか。だからといって、いちいち文書を読む気にもならない…. また中身を調べるとしても、公開されている文書の正当性/真偽に疑問符がつく以上、文書の内容に踏み込んだ解説は避けたいというのもあります。

そこでまず手始めに、Wikileaksの文書上で最も参照されているのはどの国か、もっと簡単に言うと日本のことが書かれた文書はどのくらいあるのか? という点にしぼって、解析および可視化を行いました。

対象: 12月25日 Wikileaksでtorrentとして公開されている 6521の PDF, Plain Text, Rich Text, Microsoft Wordのデータのうち、テキスト化することができた4829の文書

簡単な言語処理(単語の抽出, 品詞の解析など)を行った後、国名(Japan, US, United States/US/USA, China, UK/Britain… etc) の登場回数を各文書ごとにカウントしてた結果、以下のようになりました (参照数のデータはこちら)
chart_1.png

予想通り、アメリカに関する文書が圧倒的な数を占めています。アフガニスタン、イラク、パキスタンなどが上位にきているのは、アルカイーダなどのテロ組織に関する文書が多数含まれているからでしょうか。中国が上位にきているのも目を引きます。日本は18番目。参照数で中国の約半数という結果になりました。
続いて、同一の文書内で参照されている数、各国名の共起度を調べてみました。
たとえば、北朝鮮についての文書であれば、韓国、中国そして日本などについて参照されている可能性が高いことは素人でも想像がつきます。同様に自爆テロに関する文書であれば、イラクやアフガニスタン、アメリカやイギリスが登場する確率は高いでしょう。このようにして、各国の関係の深さが、Wikileaksの文書から浮かび上がるのではないかと考えたわけです。

結果はこうなりました。下のStartボタンをクリックするとインタラクティブなアプレットのページに飛びます。国にマウスオンしてクリックすると、その国と同じ文書内で参照されている回数が表示されます。余白でクリックすると、元に戻ります(わかりにくいかな…?)
201101101245.jpg

http://www.sonasphere.com/blog/upload/vis_wikileaks_1/

スクリーンショット: 各国の参照数
Screen shot 2011-01-10 at 10.02.53.png

スクリーンショット2: アフガニスタンが参照されている文書の中での各国の参照数
Screen shot 2011-01-10 at 10.02.39.png

Project @ 28 October 2010, Comments Off

こんなものをつくりました。

Poibot
http://www.poibot.jp/

Twitterの履歴を解析して、そのひとらしいTweetを生成するボットです。

Twitter上ではこちら。フォローするとたまにあなたのまねをします。
http://twitter.com/poibot_jp

Poibotが生成したツイートに対する本人の「つっこみ」が秀逸です!!
http://twitter.com/#search?q=%40poibot_jp


Events, iPhone, Project @ 04 January 2010, “26 Comments”

nbuilding2.jpg  QRN_0133.JPG  Photo: Omori Yuki

English follows

昨年末にQosmoとして参加したプロジェクトのご報告です。

発端は弊社に加わったばかりのAlexでした。友人の建築家・寺田尚樹さん(teradadesign)が、モバイルメディアの利点を生かした新しいタイプの建築を考えているばかりか、実際にビルを建てたという話を聞き込んできたところから、プロジェクトがスタートしました。

– teradadesign
立川駅近くの商店街に位置するテナントビル -通称 Nビル- の計画です。テナントビルの場合、看板や宣伝がファサードを占拠してしまい、建物自体の個性やアイデンティティーを表現することが設計では難しいと思いました。そこでQRコードのパターンをそのままファサードにし、看板と置換えることを考えました。このQRコードをきっかけに携帯サイト上で店舗情報などを随時更新していくことによって、従来の看板とは違った質の情報の発信を行う事を目的としました。

nbuilding1_.jpg  Photo: Omori Yuki

これが実際のビルの写真です。QRコードが実用的な意味を持つだけでなく、審美的にも印象的なファーサードに仕上がっています。このビルが完成したことを受けて、寺田さんと平手さん(teradadesign)、そしてQosmoで考えました。次はなんだろう…と。

今、日本で使われているケータイのほとんどでQRコードが読める、だからこそビルのファサードにはQRコードを埋め込んだわけですが、これがちょっと未来のケータイだったとしたらどうでしょうか? 静的なQRコードに対して、よりダイナミックな表現が可能なiPhoneのようなデバイスを用いることで、どんな表現が考えられるでしょうか?

両者の間でブレストを重ね、建築物と情報、都市とメディアの可能性を探る実験として実装したのが、次に紹介する「Nビル iPhoneアプリ」です。2009年12月15日。ビルのオープニングにあわせて、このPhoneアプリのお披露目を行いました。そのときの模様が下のビデオです。

Mashup @ 02 June 2008, “2 Comments”

R0011201
「名古屋から大垣ってどこれくらいかかるの?」

iChatでぽろっと書いたことがきっかけとなり、IAMASでゲストレクチャーをすることに… そんなわけで、先週火曜日に岐阜県大垣に行ってきました!

レクチャーの内容は、最近僕が取り組んでいるMassh!システムのプレゼンテーションと、iPhoneがもたらす可能性についてのトークの二本立て。トークの相手を務めてくださったのが、iPhoneといえばこの人 – IAMASの赤松先生です。

プレゼンの方は、基本的にはDEMOsaでの発表をベースに、プロジェクトの背景と技術的なベースの部分を膨らましたような内容にしました。普段、「いつか~」で話している問題意識と、実際のシステムの中身とあわせて話せたらいいかなと思っていたのですが、どれくらい伝わったでしょうか。

特に聴取者と音楽の関係性やパッケージとしての音楽を買うことの意味がドラスティックに変化する中で、自分が音楽を作る意味を問い直すために、通常の音楽の制作から消費へというヒエラルキーの外に出るようなシステムが作りたかった、というポイントを強調したつもりです。プレゼンの中ではいまいち伝わらなかったかもしれませんが、その後の赤松さんとのトークの中でも何度かその点には触れました。

学生のみなさんのダイレクトな反応を感じることができただけでも、僕にとっては貴重な体験だったように思います。
たぶん、実際に作品制作に携わっている方の中には、Massh!のようなマッシュアップのシステムに対する嫌悪感を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。それは制作者としては、ごくごく自然な感情なんでしょうね。願わくば, Massh!に対する否定的な意見も直に聞いてみたいところです。何か感じたことがあれば、なんでもいいのでコメントいただけると幸いです。

自分の中でも答えがでている問題ではないので、いまひとつ歯切れの悪いプレゼンになった感は否めません。僕なりの問題提起として受け取っていただけると幸いです。
後半のiPhoneの方は、話が拡散しがちでしたが、iPhone/Andoroidを例にオープン/クローズなシステム開発、双方の長所と短所や、集合知についてなど、かなりクリティカルな話題にも言及しました。全体としては、聞き上手の赤松さんのフォローにかなり助けられた感もあります…

当日は、直前の告知だったにも関わらず、50人近い方にお集りいただきました。やっぱり永野君の煽り気味の告知(「徳井直生 緊急来校!!」笑)が効いたんでしょうか。告知から会場の設置まで一手に引き受けてくれた永野君と、対談相手を務めてくださった赤松先生に感謝します。会場のセットアップを仕切ってくれたloziくん、ビデオを撮ってくれた斉藤さん、お集まりいただいたみなさん、ありがとうございました!
プレゼンの後は、インドネシア料理で乾杯。最後は4人の学生さんと、永野くん、僕の6人で朝2時くらいまで飲んでました。IAMASでの学生生活についてや、みなさんが自分の制作について考えいることなど、いろいろと聞かせてもらいました。遅くまでつき合ってくれたみなさん、ありがとう!また飲みましょう!

なお、この日の模様は、赤松さんのblog永野くんのblogでも取り上げられています。

Mashup @ 23 May 2008, “3 Comments”

R0011050

先日のDEMOsaでのプレゼンテーションの録画をお送りします。
Massh!のコンセプトから、簡単なデモまで10分という制限時間にコンパクトにまとめてみました。途中、画面のサイズが合わずに焦ったりするシーンもありますが… ご愛嬌ということで。

ビデオを撮ってくださった山崎さんに大感謝!

上のDEMOsaのページには、
・UIがとてもおしゃれです。(同様コメントあり)
・曲の同時再生を直感的に操作出来るところが面白いです。
・かっこよかったです。
といった、アンケートの結果が載っています。おおむね好評だったようですが、逆に否定的な意見も聞いてみたいところです。

実はこの日、僕の直後に発表されたSONY CSLの宮島さんも、同様の音楽マッシュアップネタでした。宮島さんとは昔からおつきあいさせていただいていて、システムの内容も知っていたのですが、今回もやはり感心させられました。実際にあれだけちゃんとしたデモ曲を見せられると説得力がありますね。

Mashup @ 18 May 2008, Comments Off

直前ですが、前にも紹介したDEMOsaでMassh!のプレゼンをやります!

 Wp-Content Uploads 2008 02 Demosa Logo2-1
詳しくはMOSAのページで. 10分という時間枠にデモとコンセプトの紹介をどうつめこむか… 頭を悩ませてるところです。

日 時: 5月18日(日)14:00〜18:00(13:30開場/入退場自由/途中休憩あり)
会 場:東京ミッドタウン「インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター